教えて!消費税の中間納税はどのようにして決まるの?

2018 / 07 / 12

起業・創業を支援する品川区の税理士・ベンチャー支援税理士法人が創業した社長のよくある相談をお答え致します。

今回の相談は、「消費税の中間納税はどのようにして決まるの?」です。

Q 先日税務署から消費税の中間納税の納付書が届きました。
450,000円と記載されていますが、どのようにこの金額が決まるのですか?
また、前期に比べて今期の商売の状況はよくありません。
それでもこのまま納付しないといけないのでしょうか?

A ご質問ありがとうございます。
消費税の中間納税は、前年度の申告し納付した年税額に基づいて次のように計算し、納付する必要が生じます。

前年の1年間の消費税 ÷ 12 >400万円 毎月納付

前年の1年間の消費税 ÷ 4  >100万円 年4回納付

前年の1年間の消費税 ÷ 2 >24万円   年2回納付

それ以外 年1回納付

つまり、前年の1年間の消費税を2分の1して24万円を超える場合に、中間納税が発生することとなります。

この消費税は上記算式にあるように前年の申告の際の1年分の消費税額に基づいて計算されるわけです。

これは、今期も前年と同じ状況で商売しているという前提で計算しているのです。

そこで、今期の実績に基づいて再計算することが認められています。

この場合には、今期の実績に基づいて消費税の計算し、その計算した金額が上記金額より少ない場合には、

中間申告することで、税務署から届いた金額によらない金額で納付ができるわけです。

資金繰りが厳しい際には一度ご相談ください。