考えて!チームで起業するメリットは?

2020 / 10 / 24

起業・創業を支援する品川区の税理士・ベンチャー支援税理士法人が起業を検討する方に向けてのコラムです。

今回のテーマは、「チームで起業するメリットは?」です。

 
今回は、チームで起業することのメリットを考えてみます。

チームで起業する場合には、

・前職で一緒に働いた経験がある

・大学の友人関係である

など、みじかなメンバーで起業する場合がほとんどです。

特に前職で一緒に働いた経験があるメンバーで起業する場合には、相手の能力や考え方をすでに理解しているため

コミュニケーションがとりやすいメリットがあります。

また、前の企業でのビジョンや価値観が身についているため、価値観や方向性が定め易く

企業の方針を考えるうえで問題となることも少ないため、

創業メンバー同士が深い信頼関係に基づいて起業できることが大きなメリットだと言えます。

一方で、同じ環境で育って来たことがデメリットとなる場合があります。

営業に強いメンバーで起業したため、同じ弱点を持っていると言えます。

具体的には、財務管理・在庫管理・人事労務などの自分たちが専門ではなかった分野に関する知識が低いことや

同じ環境での経験しかないため、新しい仕組みを作り替えることが難しいなどのデメリットも発生してしまいます。

 
大学が同じだった友人関係の創業については、コミュニケーションがとりやすいメリットがある反面

職場で一緒に働いた場合に比べ、同じビジョンや価値観の共有が難しいため、

共同創業しても早い段階でメンバーが辞めてしまうケースが多くあるように感じます。

ただ、同じ大学を卒業した後、別々の会社に就職しそれぞれ別の環境で社会人経験を積んだメンバーが集まって

起業する場合には、コミュニケーションがとりやすいだけでなく、違う環境で育ったため

相互に自分の弱い部分を補いながら事業の成長をすすめることが出来るようになります。

 
いずれの場合においても、2人以上の創業メンバーがお互いにコミュニケーションを取りながら

自分自身の弱い部分を補いながら事業ができれば、1人で起業する場合に比べて

事業の継続と成長を勝ち取ることができるのではないでしょうか。

 
あなたには、一緒に起業する友人や知り合いがいますか?