終らせる経営~事業承継・M&A・廃業まで考える起業入門~④ 

起業・創業を支援する品川区の税理士・ベンチャー支援税理士法人が起業を検討する方に向けてのコラムです。

 その1 なぜ起業の終わらせ方を考える必要があるのか

終らせる経営にも、「起業の成功」が必要と前回説明しました。
そのなかで経済的自由人という言葉を説明しました。

つまり、

自由に使えるお金があり + 自由に使える時間がある

という定義にしました。

そこで、ビジネスの成功を、まずは1憶円の貯金の達成としませんか?

ビジネスの成功 = 1憶円の貯金の達成

と仮にしましょう。

目に見え、数字で測定できるものとします。

起業で1億円の貯金達成を目指すには順番があります。

ステップ1 お金を貯めて元本を増やす時期

    ⇒ 商売・サービスで上げた利益を留保し、運転資金を超える利益留保をプールします。

      月商が100万円なら内部留保で6か月分の600万円です。

      税率を意識しながらまずは、納税して資金を貯めていきます。

      節税などは考えてはいけない時期です。

ステップ2 まとまったお金で勝負する時期

    ⇒ ビジネスの拡大へ・人の採用・事務所の拡大・設備投資を実施します。

      借入だけで勝負するのではなく、自己資金をプラスして成長を目指します。

      自己資金をあるので勝負がやりやすいです。
      つまり、余裕があるので成功の確率が高くなります。

ステップ3 増やしたお金を安定して運用する時期

    ⇒ 商売を引継いでもらう(事業承継)OR 株式・不動産の運用

      事業を存続させる方法を考えて後継者を育成することを考えます。

      子供などの親族でもいいですし、親族以外の従業員でも大丈夫です。

      後継者が難しい場合には、事業のみを売却して運用資金を確保します。

終らせる経営は、人生100年時代には、不安のない人生にする必要があります。

どれだけお金を貯めても不安が消えることはありません。

90歳の高齢の方が、将来の不安を考えてお金を使えないという笑い話があります。

お金が減っていくことに対する恐怖と抵抗は思ったよりも強いものです。

つまり、自分が年をとってもお金が入ってくる仕組みを作ることも「終わらせる経営」には非常に大事なのです。

お金が入ってくる仕組みがないので、経営者は永遠に働いていたのです。 

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