なぜ?粗利益率の改善が必要なのか?

2018 / 08 / 22

起業・創業を支援する品川区の税理士・ベンチャー支援税理士法人が起業を検討する方に向けてのコラムです。

今回のテーマは、「なぜ?粗利益率の改善が必要なのか?」です。

会社の経営を考えるにあたり必要となるのが、利益目標です。

利益目標は、通常次のような金額が目標となります。

銀行の年間返済金額 △ 減価償却費

この数値が企業の現金を減らさないために必要な金額となります。

更に、税金の納税まで考えると

年間目標利益=(銀行の年間返済金額△減価償却費)÷0.7

で計算することとなります。

この結果が、思ったよりも大きくなることがありますが、これが目指すべき利益目標となります。

この目標利益に固定費を加えたものが、目標となる粗利益となります。

つまり、

目標利益+人件費+その他の一般経費+銀行の金利

が売上から外注費・材料費を控除した粗利益となります。

目標利益の達成は企業存続に必要な絶対額のわけですから、この粗利益を企業で稼がないと存続できないとも言えます。

そこで、目標となる粗利益を下げるために固定費の削減を考えるのですが、なかなか固定費を減少がさせるのは難しいのが現状です。

そこで、最も大きな金額から見直すわけですが、それが

外注費・材料費と

と言えます。

外注費・材料費は、過去から継続して仕入れたり、取引しているためなかなか金額の見直しが出来ていないことがあります。

そこで、外部からの仕入れ状況や新たな委託先の開拓など、

簡単ではないのですが、一度見直してみる必要があるのです。

理由は利益に与える絶対額が大幅に変わるためです。

1億円の会社が1%の粗利益率の改善で100万円の粗利益額のアップが達成できます。

特に長く事業を行ってきた会社などは、見直しの効果が大きいと言えます。

目標利益の達成が難しい場合には、まずは粗利益率の改善のための、外注費・材料費の見直しから取り組みたいものです。