考えて!創業したらIPOを目指すべきか?

2018 / 12 / 26

起業・創業を支援する品川区の税理士・ベンチャー支援税理士法人が起業を検討する方に向けてのコラムです。

今回のテーマは、「考えて!創業のしたらIPOを目指すべきなのか?」です。

このテーマは、「創業により富を目指すべきか?それとも企業のコントロールを目指すべきか?」

とも言えます。

IPOは株式公開のことで、一般の投資家に株式を所有してもらうことを意味します。

IPOは、会社の所有者が一般の株主となるため社長の交代があっても存続し続ける会社になることが求められます。

つまり、意思決定を役員会で行い、社長に権限が集中するのを回避する必要があります。

一方非上場会社においては、株主であり社長である社長がすべてを決定しても問題がないのです。

これは今問題になっている日産のゴーン会長のように、社宅を会社で購入しても必要な報酬として、コンサルティングの手数料を支払っても、会社の業務に必要と税務署に対して立証できれば、問題がないのです。

IPOは、自分の所有している株式を売却しているため富を得ることができます。

ただ、一方で購入してもらった株主のために業績向上と株価の上昇を目指すことを強く求められます。

非上場では、企業の成長ではなく企業を維持存続できるように、1円でも利益が上げ続けられればある意味大丈夫とも言えます。

あなたは起業に何を求めますか?

富でしょうか?

自分のやりたいことをコントロールできる事業でしょうか?