なぜ?リースによる設備投資は不利なのか?

2015 / 12 / 10

起業・創業を支援する品川区の税理士ベンチャー支援税理士法人が創業を成功に導くための情報をお届けします。

今回の情報は、「なぜ?リースによる設備投資は不利なのか?」です。
リース契約をレンタルと同様に考えている方がいますが、全く違います。
例えば、自動車のリース契約などもあって参考に調べてもらうと分かりやすいですが、
結論として中途解約ができないということです。

リース契約は、利用者の専用の仕様にした契約を結び、リース会社が利用者に代わって
メーカーから車などの設備を購入して一括して代金を支払い、利用者に賃貸する契約です。
物件の所有者はリース会社ですが、利用者が常時、長期間にわたってリース物件を利用
できるわけです。また、点検や保守なども利用者が行うこととなります。
車などでは、車検代なども含まれたリース契約もありますが、飲食店などの設備に
関するリース契約については、点検・保守は利用者が行うこととなります。
さらにリース契約が終了すると再リースをするか、リース会社に物件を返還することと
なります。
リース契約にも審査がありますが、設備を担保とした契約となるため通常の融資審査より
は、審査が基準が低くなっている点が特徴です。
ただ、くれぐれも購入していることと同じと考え、さらに金利やリース会社の経費が含まれているため購入する場合に比べ、費用負担は多い点に注意が必要です。

それでもリース契約が有利という声は、毎月の支払額と費用に計上される金額が、
同額となるため、わかりやすい点があるためです。
ただ、
・途中解約もできない
・支払総額は、購入に比べて高い!
・契約終了(購入金額を全額支払いが終わった)しても再リース料が必要となる
以上の点を見ても、リース契約が有利と言えますか?

ちなみに、当社では一切リース契約を結んでいませんが・・・・・