なぜ?入金サイトに気を付ける必要があるのか?

2016 / 01 / 12

起業・創業を支援する品川区の税理士ベンチャー支援税理士法人が創業を成功に導くための情報をお届けします。

今回の情報は、「なぜ?入金サイトに気を付ける必要があるのか?」です。

次に検討すべきは、入金サイトの交渉です。

創業した会社にとって、はじめての売上の成立はうれしいものです。

ただし、とても大切なのが入金していただく日です。

例えば、12月13日に販売先へ納品したとします。

締日が月末なので12月28日(月)に、請求書を作成して販売先に送付。

請求書には、来月末日までにお支払いください。

となっていたとします。

1月31日の月末が土曜日のため、入金期日が1月29日の金曜日

なのか、または、2月1日の月曜日となるか、明確にしておくことが

重要なのです。

つまり、1月29日の金曜日までに入金してもらうことがはっきりしない場合

月末の支払日に、この入金を予定して資金繰りを組むことができなくなってしまうのです。

つまり、新規の取引を開始する場合、納品した商品の締日はいつにして、その入金日を

いつにするか。また、その日が土曜祝日となる場合、支払いをいつまでにするかを

明確に定めておくことが大切なのです。

しかし、新規に設立した会社ではどうしても取引先に対して遠慮してしまうもの。

「売上さえ確保できれば、入金日は少し遅くてもいいか・・・・」

これがダメなのです。

「創業した会社で資金繰りが大変なので応援してください!」

という一言が取引をはじめるにあたってお願いできるかが、

大切なのです。

更に

「末締めの末払い。かつ土曜祝日の場合にはその前日」

という点もはっきりさせておきたいものです。

このようにすることで、売上が伸びた場合の資金繰りの状況が

大幅に違ってきます。

創業したを武器に、頭を下げることができるか。

これが、大切なポイントと言えます。