なぜ?商品の支払いサイトの交渉が必要なのか?

2016 / 01 / 18

起業・創業を支援する品川区の税理士ベンチャー支援税理士法人が創業を成功に導くための情報をお届けします。

今回の情報は、「なぜ?商品の支払いサイトの交渉が必要なのか?」です。

次に検討すべきは、支払サイトの交渉・検討です。

・商品材料の仕入れ

・外注先の支払

などをどのような条件で支払っていくか、という問題です。

創業して間もない会社は、財務的信用力がないため

商品や材料の仕入れに関して、現金支払いを求められることもあります。

また、月末締めの翌月末日までに支払うことが一般的です。

ただ、商品・材料の支払はできるだけ先にできるかどうかが、

企業の成長に大きな影響を与えるため、

条件面での交渉は欠かせません。

そこで、現金での仕入れを求められる先においても

・1年後には支払条件を変更できるようにしておく

ことを条件にしておきましょう。

また、末締めのよく末日払い相手に際しても

・支払日が土・日曜日などとなった場合には、その翌日にしてもらう

ことを条件にしておきたいものです。

 
次に外注費などの支払条件ですが、1人親方などの

個人で仕事をされている会社を相手にした際には、

月末締めの月末払いが原則で、

こちらは、自分自身の労務の提供に対する報酬であり、

生活給としての性質もあるため、あまり長い支払サイトとすべきでは

ないと言えます。

 
このように内容によって支払条件を明確にして

売上の入金のタイミングと支払のタイミングは、しっかり調整しておくことが

大切です。

 
創業したばかりの会社だからこそ、厳しい条件を単純に受け入れるのではなく

創業した会社だからこそ、将来の成長性があることを強みに交渉して

みましょう。