なぜ?合同会社での設立がいいのか?

2015 / 11 / 05

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今回の情報は、「なぜ?合同会社での設立がいいのか?」です。

2006年の会社法改正により作られた、新しい会社の組織形態です。
合同会社は、出資者の全員が有限責任ということで、株式会社と同様に
自分が出資した金額の範囲内で責任を負います。
つまり、会社が倒産しても出資金額以上の責任は負わないということです。
今は無くなった有限会社と同様に考えていただくといいと言えます。

メリットは、設立のコストが安いことと言えます。
株式会社と異なり、公証人役場での定款認証の手続きが不要のため
定款認証に必要な5万円の手数料が不要となります。
登録免許税は、株式会社と同様に資本金額の1000分の7は一緒ですが、
最低金額(15万円)が安くなっています。
1人で出資し会社を設立する場合など、仕組みも簡単で低コストで
設立できるため、お勧めですが、新しい形の会社のため知名度が低く
若干の信用力が劣る問題があります。
したがって、数人から出資を募る場合などは、推奨できません。
コンサルタントや資産管理会社など、個人企業として考える場合には、
選択できる設立形態です。