考えて!いつ起業すべきですか(その5)?

2019 / 11 / 10

起業・創業を支援する品川区の税理士・ベンチャー支援税理士法人が創業した社長のよくある相談をお答え致します。

今回のテーマは、「いつ起業すべきか?(その5)」です。

創業の相談を受けていると

・何歳までには起業したい!
・あと何年で起業したい!

という話題を耳にします。

果たして企業における適正年齢や適正時期はいつごろだと言えるのでしょうか?

一方で、子供がまだ0歳や1歳でこれから教育費や生活費が非常に大事な時期に、

会社を辞めて独立する人もいます。

安定したサラリーマンの地位を捨てての独立です。

奥様はさぞ不安ではないでしょうか?

個人的な感覚としては、

・いつまでに起業したい!
・あと何年で起業したい!

という起業は少し危険で、起業のタイミングは

「今でしょう!!」

と、思うときに起業すべきだと考えます。

起業して一番感じることは、営業や商品企画などの本業以外の業務が沢山あり、思うように時間がとれないものです。

・やれ銀行に行かなければいけない
・届いた封筒を開けなければならない
・いつまでに支払わなければいけないか管理しないといけない
・税務や社会保険に関する手続きをしないといけない   などなど・・・・

したがって、どうしても今まで勤務していたときと比べると長時間労働になります。

この長時間労働でも、売上をあげるための業務に費やす時間はまだまだ足りず

はじめは寝る間を惜しんででもビジネスに専念する必要が生じます。

この厳しい時期を乗り越えるためには、情熱が必要で、

・今勤めている会社の将来性がみえない

・この分野や商品を新に取り組むべきと思っても、会社が思うように取り組んでくれない

など、こころの中でモヤモヤしたものがあり、今やれば成功するはずだが、

と自分の中で思っている時期にやはり起業すべきだと思います。

「もちろん、社内で経営企画の経験まで積んで独立したい」、

ということで沢山の経験を積んだこともビジネス成功の要因でしょうが、

それ以上にこの分野で絶対成功してやる!

という強い思いがビジネスを成功に導くカギだと思います。

起業の適正な時期はいつですか?

と相談されれば、私なら間違いなく

「今でしょ!!!!!」

と背中を押して差し上げます。