4つの力!お金を守る力を身に付けよう!(その10)

2024 / 07 / 27

起業・創業を支援する品川区の税理士・ベンチャー支援税理士法人が起業を検討する方に向けてのコラムです。

 
①お金を稼ぐ力 ②お金を守る力 ③お金を貯める力 ④お金を増やす力の4つの力を身に付けて、

お金をしっかり貯められる経営を我々は提唱しています。

 
さて、今回のテーマは、「お金を守る力を身に付けよう!(その10)」です。

 しっかり会社で利益を計上して、利益がお金として残るために損益計算書を、変動損益計算書に修正のうえで、

次の3つの比率を計算して自分の会社の体質を理解しましょう。

 
売上高

変動費=外注費・材料費など売上の変動に伴って変化する費用

粗利益=売上高ー変動費

固定費=人件費・未来経費・他の固定費・金利に分けて管理します。

未来経費とは、広告費や交際費などの将来の売上を作るための費用です。

その他固定費は上記以外の費用です。

経常利益=粗利益ー固定費で金利等の収支も考慮して計算した利益です。

 
(ステップ1)経常利益の目標設定

借入の返済金額が基本の目標となります。

(銀行返済ー減価償却費)

税金も考えて、経常利益の目標を設定します

 
(ステップ2) 変動費率は適正化・改善ができないか

損益分岐点が高すぎ、経営安定率の達成が難しい場合には、

外注費や仕入先の見直しによる粗利益改善が一番はじめにやるべきことです。

 
(ステップ3) 固定費の見直し

現状の固定費で必要な粗利益・売上高を達成できるか

難しい場合には、人件費以外の固定費を削減が必要となります。

 
経営者は貸借対照表で目標を設定しますが、利益目標達成のためには、損益計算書を、変動損益計算書に

変更して、目標達成に向けた取り組みをしましょう。

 
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