税務調査は怖い?税務調査の流れを教えて(その1)!
2024 / 05 / 31
税理士を探しているあなたへ送る、「税務調査は怖い?」をお答えいたします。Q 社長
税務調査があるみたいですが、どんな流れで調査されるのですか?
A 税理士の大内
税務調査は、だいたい2日間で実施されます。
一日目の午前中に会社の概要や仕事の流れをヒヤリングします。
実際の調査は午後から、次の日の16時ぐらいまで帳面をみる感じです。
Q 社長
そうなんだよね。
A 税理士の大内
調査官も、会社のホームページなどの情報からある程度会社の概要を見てきますが、
それでも事業内容を聞かないと分からないので。
出来るだけ詳細に事業の内容を聞いてきます。
Q 社長
ふーーーーん
A 税理士の大内
メイン事業は何ですか?
売上先はどんなところですか?
とか、ビジネスの流れを聞いてきます。
Q 社長
気を付けるポイントとかはありますか?
A 税理士の大内
できるだけ分かりやすく説明する必要はあります。
事業内容の理解が進まないと、支払っている経費が、どうして発生するのかが理解できないためです。
たとえば、京都の宿泊費があった場合
なぜ京都に行く用事があるのか?
プライベートで行った旅行ではないか?
などが分からないのです。
Q 社長
私の仕事は、全国の販売店に行く必要があるため、その辺もしっかり説明した方がいいわけですね。
A 税理士の大内
そうですね。
社長の会社は、全国の各拠点に行く必要があるわけですから、
宿泊などがどうしても多く発生して旅費交通費が、人数のわりに高い金額になりますよね。
Q 社長
あと、気を付けることとかありますか?
A 税理士の大内
事業の概要では、どんな取引先があるのかも質問してきます。
申告書の提出の際に、売掛金の残高について明細を添付しますので
その明細からある程度の取引先は理解してから訪問してきます。
その取引先の締め日を聞いてきます。
Q 社長
そうだな~
締め日を聞いてどうするの?
A 税理士の大内
締め日が月末の会社は良いのですが、20日締めの会社は
売上の計上漏れがないかと考えるためです。
Q 社長
うちは、20日締めはないかな?
A 税理士の大内
そうですね。
20日締めの会社があると、どうしても21日からの納品分の売上の計上が漏れてしまう可能性があるため
末締め以外の会社を特にチェックしようと考えるためです
(つづく)
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