税理士の仕事とは?工場の移転を検討していますが?

2021 / 11 / 11

税理士を探しているあなたへ送る、「税理士の仕事とは?」をお答えいたします。

我々税理士は、大きく分類すると4つの仕事をおこなっています。

税務・会計・経営・お金となりますが、日々の社長さんとの会話から税理士との仕事の仕方をご紹介いたします。

 
Q 社長

大内さん! こんな土地がでて工場の移転を考えているけどどう思いますか?

 
A 税理士の大内

え・・・・・

急ですね・・・・

 
Q 社長

そうなんだよね。

大内さんも知ってのとおり補助金で機械を2台購入することになったから

工場の拡張を考えていたら

近くにかなり安い土地がでてきて・・・・

 
A 税理士の大内

そうですか・・・・

東京の場合、土地と建物を一体で購入すると

経営が相当厳しくなるのであまり賛成できないです・・・

 
Q 社長

購入資金を銀行からの借り入れで、

かつ、長い期間で借りれば、賃貸で払う家賃とそんなに大きく変わらないけど・・・

 
A 税理士の大内

私のみている顧問先で、東京で土地建物を買って上手にやっているのは、

購入金額の大部分を自己資金で支払った会社などごく一部の会社なんですよ。

 
Q 社長

そうなんだ・・・・・

 
A 税理士の大内

土地については、会計上も税務上も価値が減少しないという扱いになっていて、

価値の減少としての費用処理(減価償却)することができないため、

土地を銀行の借り入れで購入すると、税負担の関係で相当厳しいことになるんです。

 
Q 社長

・・・・・・

 
A 税理士の大内

具体的には、

売上 1000万円

家賃 ▲1000万円

利益     0円

が、

売上高 1000万円

家賃     0円

利益  1000万円

となってしまい、法人税が35%として

法人税  350万円支払うことになってしまう。

 
ところが、お金としては

土地の購入のための銀行返済1000万円は、

この利益の中から支払っていても土地という費用にならないものの返済のため

全く費用(減価償却)とならないので、

賃貸の場合にくらべて、法人税の負担350万円分支払いがおおくなってします。

 
これが長い期間続くと財務に相当のダメージを与えることになるんですよ。

 
社長

なるほど・・・・・・

機械の導入のための返済も増えるので今回は見送ることにします!

 
これが、税理士とするお金の相談です。

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