なぜ?創業時のメイン口座は信用金庫が原則なのか?

2016 / 03 / 27

起業・創業を支援する品川区の税理士ベンチャー支援税理士法人が創業を成功に導くための情報をお届けします。

今回の情報は、「なぜ?創業時のメイン口座は信用金庫が原則なのか!」です。

創業時に銀行口座を開設する際に、三菱銀行などの都市銀行をメインにしたいとよく聞きます。

ただ、創業当時は、信用金庫に口座を開設して何件でも構いませんので入金口座として利用することが大切なのです。

これは、国の制度融資と言われる金利優遇や保証料の補助は、東京都の信用保証協会と一体で利用することが条件となっており、保証協会の手続きを積極的にやってくれるのが信用金庫だからです。

さらに、制度融資は各行政単位で創業融資などの補助の方法を決めているため更に言えば、同じ区役所に支店のある信用金庫がいいのです。

例えば、三菱銀行などの都市銀行に融資に申込みにいくと次のように言われます。

「まず、3期分の決算書を用意してもらえますか!」

そうなんです、原則都市銀行は創業から3年経過しないと融資の土俵にのらないのです。

したがって、お客様の利便性を考えて、売上の振込口座は都市銀行にした方がいいのでは、ということは会社側に少なくとも創業時にはメリットはほぼないのです。

今はジャパンネット銀行などのネット系の銀行も登場しています。よく通販などで購入すると振込口座となっているケースがあります.

三菱銀行などの都市銀行ではないからということで不快に思うときはほぼないと思います。

したがって、スタート時は見栄を張らずに信用金庫を振込口座として利用することがお勧めなのです。