なぜ?固定資産の内容のチェックが必要なのか?
2016 / 12 / 12
起業・創業を支援する品川区の税理士・ベンチャー支援税理士法人が起業を検討する方に向けてのコラムです。今回のテーマは、「なぜ?固定資産の内容のチェックが必要なのか?」です。
財務構造の大半は、資金がどれだけ固定資産になったかで決まるため、
軽装備の原則により、過剰な設備投資となっていないかの確認が必要です。
売上の増加につながる物的営業手段の強化を中心になっているかがポイントです。
物的営業手段とは
①製造業 製品の品質・生産コストの削減などのための設備投資
②卸会社 商品在庫が多いことが営業上有利となるため、倉庫のための賃貸や投資
③小売業・飲食業 お客から見て便利な立地の店舗や内装関係への投資
と言えます。
不要な資産の投資にならないか。
購入ではなく賃借を活用できないか。
検討してみましょう。
次に、投資その他の資産のチェックが必要です。
投資有価証券・出資金・ゴルフ会員権など、不要な資産の購入を検討していませんか?
また、敷金・差入保証金は、一部でも減少させる交渉ができないか、
また、すでに支払ったものについては、更新時に減額交渉してみましょう。
そして、気を付けたいのが保険。
既に十分の運転資金の調達や内部留保できている場合については、節税目的の保険積立は
必要ですが、損金に算入できない保険積立金は運転資金を苦しくする問題があります。
保険の加入の際には十分検討してください。
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