起業・創業を支援する品川区の税理士・ベンチャー支援税理士法人が起業を検討する方に向けてのコラムです。
今回のテーマは、「なぜ?なぜ?目標の利益(経常利益)は粗利益の10%以上とするのか?」です。
粗利益とは、売上から仕入原価や外注費を差し引いた利益のことです。
卸売業では粗利益が10%ぐらいですし、小売業なら20%弱です。
逆に飲食店では、35~40%が粗利益となります。
財務分析では売上高経常利益率ということで、売上高に対して何パーセント残すかの指標がありますが、
粗利益に対して何パーセント残すかを決めた方が、経営には役立ちます。
これは、業界や業種に関係なく比率を決めることができるためです。
粗利益に対して経常利益を10%にすることを目標にするとは、他の固定費を90%以内にするということになります。
つまり、人件費や家賃や光熱費を合計額は、粗利益の90%以内に固定費を収める、
ということになります。
目標とする貯金額から売上目標や利益目標が決まるわけですが、粗利益に対する利益額を10%と決めれば、
人件費を含めてた経費の目標額がはっきりすることとなります。
また、この比率は一般的に経営安全率といい、客数の減少がどこまで大丈夫かという比率でもあります。
粗利益に対する目標が10%ということは、客数が10%減少しても赤字にはならないという意味でもあります。
まずは、自社の粗利益の10%の利益を目標に経費の使い方を考えてみてください。