税理士の仕事とは?今期の決算黒字にできますか?

2021 / 03 / 26

税理士を探しているあたなへ送る、「税理士の仕事とは?」をお答えいたします。

我々税理士は、大きく分類すると4つの仕事をおこなっています。

税務・会計・経営・お金となりますが、日々の社長さんとの会話から税理士との仕事の仕方をご紹介いたします。

 
Q 社長

大内さん! 今期の決算何とか黒字にできますか?銀行から求められていて・・・・

 
A 税理士の大内

なるほど・・・・・

こんな経済の状況でも銀行は会社に対して黒字の決算書を出してほしんですね。

スタッフ任せで仕事をやっている会計事務所も結構あって

何も考えないで決算書を作っているケースがあります。

実は、会計は色々な経理処理方法が認められていて、その制度を利用すれば、

粉飾決算をするわけでなく、会社の決算を黒字にすることができるのです。

 
Q 社長

実は、今期新たな出店があって開店に向けての準備期間があったので厳しくて…・

 
A 税理士の大内

開業に向けて準備期間中には、水道光熱費や家賃、出店に向けて採用した社員の人件費が発生します。

このような費用の支払いは、開店前のため対応する売上がありません。

会計の原則には、費用収益対応の原則ということが根本的な考え方にあって、

売上が発生する前に生じる上記の費用は、開業費として発生した日の費用とすることもできるのですが、

「繰延資産」という資産にして、将来の収益を獲得するための資産といて処理することが認められているのです。

つまり、赤字の垂れ流しの決算書にするのではなく、将来の利益を生み出す「資産」として

処理することができるのです。

このような決算書を作ることで大幅な赤字を回避でき、

銀行との取引を上手に進めることができるのです。

このような処理をする場合、決算書のなかに注記事項があって、

「当社は、開業に掛かった費用に関して開業費として処理しております。

開業費は効果の及ぶ期間にわたって処理するため5年間の均等償却を採用しております。」

と開示することで、粉飾決算でもなく正しい決算書で社長の目的を達成できるのです。

 
これが税理士に対する会計(決算書の作り方)の相談なのです。

どのように決算書を組むかも日々の税理士とのコミュニケーションが非常に大事なんです。

 
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