考えて!資本の分割に関する戦争?

2021 / 05 / 15

起業・創業を支援する品川区の税理士・ベンチャー支援税理士法人が起業を検討する方に向けてのコラムです。

今回のテーマは、「資本の分割に関する戦争?」です。

 
2人で起業する際に出資割合をあなたならどうしますか?

A案)50%と50%の平等にしますか?

B案)60%と40%にしますか?

C案)100%と0%

本来は、C案がベストなのですが、なかなか難しいですよね。

一方で、A案はできるだけ避けたいものです。

つまり、B案などでまとめるのがよく、これが90%と10%でも良いわけです。

概ね代表者になる方がアイディアを考えて社長になり

アイディアの相談を受けて賛同した人が一緒に創業する

という流れだと思います。

代表者になると、創業の際に融資の保証人になったり、

投資家へのピッチで前面にたっていきます。

したがって、50万円づつ平等で払い込んでも

実際には、役割は平等とはならないのです。

したがって、出資の割合にも差をつけるべきなのです。

同様に報酬の決め方もある意味同様です。

平等であるはずがないのに、お互いに同じ報酬にしよう、

ということになるのは避けるべきです。

 
2人で起業する場合には、10年後も20年後も同じ会社で働いている可能性は

50%もないと思います。

つまり、いずれかのタイミングで株式を買い取るということが発生します。

その際に、買い取るのはアイディアを出した社長になります。

買い取る資金が当初の出資金額ならいいですが、

当然、会社の株式の価値は高くなっています。

 
この買い取る金額で訴訟まで発展するケースもあります。

安易に考えす進めることが大事ですね。

 
 
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