棚卸しでやらなければならない決まりを教えて下さい

2015 / 09 / 04

棚卸は、売れた商品の原価を計算するための在庫計算の作業のことです。

例えば、リンゴを1個100円で10個仕入れたとします。このリンゴが1個200円で7個売れて、3個売れ残りました。この場合に売れたリンゴの原価を 100円×7個=700円 として計算するのではなく、仕入れた金額1000円(100円×10個)から、期末に売れ残った金額300円(100円×3個)を控除して、売れたリンゴの原 価を計算する方法となっています。したがって、棚卸の作業は、

・残っているリンゴの数を調べる作業
・1個のリンゴがいくらか調べる作業

となります。まず、数についてはネットの小売業ということなのでシステムで在庫の数を、管理していることと思います。ただ、実際の数を手で数えて、調べることとなります。
次に、仕入れた金額ですが、最後に仕入れた金額を使用することとなります。例えば、先ほどのリンゴが昨日80円で8個買い、今日100円で2個買っていたとします。この場合原価は、100円が最後に仕入れた金額のため、この100円の単価を使って在庫を計算することとなります。どのリンゴが売れたか分からないため、最終仕入の金額を単価として利用するのが原則となります。